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5. 今夜はおでん

Author: satomi
last update Last Updated: 2025-07-01 07:18:43

「負けん気が強いな。涼!射撃場行くか?」

「油断するな。俺は死にそうになったからな」

「昇、それは跳弾の話をしてるのか?ワザとじゃない!事故だ‼」

「行く‼昇にも光輝にも負けたくないからね」

@地下射撃場

「的に向かって打てばいいんだが…。射的と違うぞ。打つと反作用で衝撃が手に来るからな、気をつけろよ」

「昇、お前はコレ得意なのか?」

「まぁ、そこそこはできるけどな。一応光輝のSPやってるし」

――俺よりうまいんだけど…

 涼もそこそこできるようになったが、あくまで‘そこそこ’だ。

「昇、手本やってみろよ」と光輝。

 昇がやると的に弾痕は一つ。

「ヒットが一か所じゃねーの?昇?」と涼。

「違うぞ。昇は一カ所に全弾打ち込んだんだよ」と光輝。

「くっそー。これも昇には敵わないのかよ!しかも昇は片手撃ちだし」

「悪いなー。弾丸に限りがあるから練習を∞にはさせてやれないんだ。空手で我慢してくれ」と光輝。

「だよねー。弾丸の調達って大変そうだもん。値もはりそう。空手の相手ならそこらの若いもんを連れてって構わないから」

「いやー、夕飯早めに作って正解!おでんに味が染みてきてる!卵もいい感じ!」

「昇?おでんの鍋買おうか?コンビニにおいてあるみたいなやつ」

 昇の眼が輝いた。

「このコンロで使えるやつがいいです!そういうの売ってるとこないのかなぁ?」

――昇がキラキラしそうだな

「鍋ごと出そうか、テーブルまで持って行けるかな?おーい、力自慢の人二人ぐらいいませんか?」

 二人くらい来てくれた。

「このおでんの鍋をテーブルまで運んでくれないかなぁ?」

「「ウッス」」

 昇は鍋敷きを持ってテーブルまで行った。

「その鍋、落としたりすると皆さんの反感買うから気をつけてくださいね」

――悪魔のようなことを言うな…

「お皿は何枚くらい必要だろう?とりあえずあるだけ出そう!あ、その鍋敷きの上に置いてください」

 昇は食器棚からおでんに合いそうな食器をあるだけ出してみた。

「卵は一人一つで。あとは早い者勝ちかな?白いご飯も炊いたから必要な人は言ってくださいね」

 食事は戦争。でもまずは二代目。その後は涼。あとは戦争。

「楽しい食卓?」お涼が聞く。

「とりあえず、にぎやかだろう?」光輝が応える。

「なぁ、光輝。ここって何人いるんだ?」昇が聞いた。

「卵、どれだけ必要なのかわかんなかったんだよ」

「悪い。俺も把握してないんだ。顔は覚えてるんだけどなぁ」

「兄貴ー、おでんもめちゃうまっス」

「「あざーっす」」声デカいなぁ。と涼。

「ところで、何で昇が女子力以上に高くて涼が低いんだ?そこは悔しくないのか?」

「うーん、近くにやってくれる人がいると甘えてしまうというか…そんな感じかな?」

「昇。涼の部屋だが、やっぱりお前の部屋の側がいいか?」

「いやいや、あいつ地味に色気ないのはそうなんですけど、イビキがうるさくて離れてる方が俺は助かります」

 一方で、

「涼、お前の部屋なんだが。やっぱり昇の部屋の近くがいいか?」

「うーん、知らないオッサンの側よりはそっちの方がいいなー」

――悩める光輝って感じだな。どうしたもんか?

 結局組員と昇の部屋の真ん中を取ったみたいなところにした。

――男所帯に紅一点だしな

 と自分を慰めた。強くないと涼を襲えないけど…

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    「うーん、どっか大量に食べれるところはないかなぁ?もしくは俺が手早く作れるもの…」――昇を悩ます問題なのか。林組よりこっちの方が悩んでないか?「冷凍ピザとかはどうだ?アレンジきくし。辛い物好きだったらタバスコかければいいし」「うちの連中はピザは何枚くらい食べそうだ?」「10枚は食べるかなぁ?残ったら冷凍しておく!そうと決まれば、光輝。業務スーパーに連れて行ってくれ!そこで冷凍ピザを買おう。とにかく急げー!」 急いで業務スーパーまで行った。「冷凍ピザ…あるだけ買ってしまえっていうか、丁度10枚だな」「光輝、これをレジに頼む!」――急いでるなぁ。冷凍ものなら急がなくてもいいのでは?というのは黙っておこうそれから昇は次から次へとピザを解凍していった。「すいません。今日の昼飯それなんで、温まったやつをどうぞ食べてください。お好みでタバスコをどうぞ」「まずは二代目ー」「俺は光輝を待つからお前らの腹を満たせ」「あの、遅くなったうえに昼飯もきちんと作れなくてすいません」と申し訳なさそうに昇は言う。「何を言うんですか、兄貴。兄貴は二代目と林組の方に行っていたんでしょう?疲れているのに俺らなんかの食事のことまで考えて…」と、組員は涙を見せた。「おいおい、お前ら涙は屋敷の中だけにしろよ」「兄貴の想いに感動して、俺らなんかのことまで考えてくれるなんて」――大げさだな。とも言えないか、あいつらの育ちから考えるとなんともなぁ「泣いてるとピザが冷めちゃうから、早い者勝ちですよ!まだあるけど」 と、昇が言うと組員がこぞって手を伸ばした。「ケンカしないでくださいね」昇は言う。――血気盛んなヤクザ者達にオカンのように言うか? ところが、昇の言うことには組員は従うようだ。年功序列という形にしたようだ。同年齢の場合はじゃんけん。「足りるかな?余るかな?」とドキドキで解凍進める。「午後からは何するの?」と涼の素朴な疑問。「俺は買い物に行きたいデス、業務スーパーへ」と、昇。「となると俺も昇と一緒だな。涼はいつもの組員を鍛えてくれよ。で、涼的にランクをつけてくれ。手加減忘れるなよ。怪我人増やさないようにな。有事に人がいないってことになる」「俺は買い物だけど光輝のSPもやるんだな」「ま、そういうことだな」業務スーパーに向かう車の中「スナイパーに狙われ

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